針畑峠(鯖街道) 2011/07/17
小浜市の上根来から高島市の小入谷へ越える標高約830mの峠で、針畑越、根来坂、根来越とも呼ばれています。
若狭を流れる北川の支流、遠敷川を遡り、峠を越えて近江の針畑川源流へ出る道です。
一説には小入谷、久多(京都市左京区久多)、花背峠、鞍馬、賀茂へと続いたルートが最も古く、よく利用されたともいわれ、
江戸期「若狭路」といえば、このルートを指したようです。江戸期、若狭の塩鯖など海産物を
京都へ運ぶ商人の往来で賑わい、鯖街道とも呼ばれました。
戦国時代の武将、織田信長が越前守護、朝倉義景攻略のため、越前敦賀へ攻入ったのは
元亀元年(1570)4月のことでした。この時、信長の妹婿である近江の浅井長政が朝倉方に味方し、
信長勢は退路を塞がれたため、急遽、京都へ退却しました。信長、家康、秀吉らは、遠く迂回しながら
針畑峠を越えて退却したといいます。峠を越えた後は、朽木谷領主、
朽木信濃守の先導により無事、京都へ戻ることができたそうです。
上根来〜針畑峠頂上までのコースです
高度差 487m 峠の頂上まで 2.99 Km でした。
トラックプロパティです
針畑峠(根来坂)の入口です
出発前の記念写真!
道はきれいに整備されているのでしょうか かなりいい道です
草がはえていない・・・・
ふと・立ち止まる・・セミの声と吹き上げてくる風が気持ちいい・・
舞鶴の山との違いを感じます
登り始めから気になってましたが・・岩や石があちこちにあります
林道の出口です
地図によると、ここからはしばらく林道を歩きます
10分ほど歩くと左手に鯖街道入口看板がありました。よくわかる案内板です
林道からしばらく歩くと、お地蔵さんがありました。字が彫ってあるのですが・・鑑定不能・・・
よく見ると、お地蔵さんの前に、井戸がありました。いつの時代からあるのだろう・・・
いい道が続きます。最近の山遊びの中ではトップクラスにいい道です
峠の頂上に到着!ここから滋賀県になります。
小入谷峠へ続く道です
石碑がありました。江戸時代のものです
少し欲を出し 百里ヶ岳方面へ向かいました!
道案内がしっかりされています。ここは高島トレイルの一部になります。
峠の頂上からしばらく行ったところで朝食にしました
メニューは・今回も最近はまっている餅です
アミを忘れたのでしかたなくボイルに・・・・・
トンボ。 YAっCHIAN撮影!
森林木
このあと下山開始しました
今回、初めて使うカメラです! 新機能のパノラマ撮影してみました
上根来の村と林道です
上根来の村が見えます
林道から再び鯖街道に入ります
先程このあたりで青い帽子に「鯖街道」と書いてある10名ほどの団体さんとすれ違いました
よく見ると・・落ち葉や枯れ草などが左右によけてあります・・感動・・
山歩きを歓迎されているのが伝わります。鯖を運んでいた頃もそうだったのかなぁ・・・・
下山完了!率直な感想・・・歩きやすい道・気持ちのいい道
ここを訪れた人はみんなそう思うに違いない!
なおかつ、歴史的にもおもしろい道である
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