木地山峠
(歴史ある峠に看板設置 ) 2011/07/25
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木地師が木地挽きをする所を、多くは木地山と呼び、若狭の上根来村から木地山を越え、
近江の轆轤村へ向かった峠から、この名がつきましたが、「木地山峠」というのは、各地に見られます。
たとえば、加越国境の勝山市北谷町にも「木地山峠」がありますし、中国山脈の脊嶺を挟んで岡山・鳥取・島根の県境にもあります。
木地師達は、需要に応じて原木を求め、各地を移動して歩くうち、中国地方まで進出したと考えられます。
椀や盆づくりの原料になる材木が豊富であれば、腰を据えて定住する場合もあったでしょうが、
多くは10年ないし15年で原木を使い果たすと、新天地を求めて移動しました。
この移動には、木地師の先遣隊ともいえる「先山」が調査方々探し回り、適地が見つかると家族や仲間を呼び移動しました。
近江の「高島市朽木(旧朽木村)」には、昔から麻生谷と小入谷に二つの木地師集落があり、
この辺で稼動した木地師を総称して麻生木地師といい、昔から重きをなしました。


小浜上根来から入りました

山頂までの標高差 316m 上根来 → 麻生まで 6.14Km でした

8:26 小浜市上根来の木地山峠入口で記念写真!

「えいっ」! 鯖とお椀いいデザインだ!
念入りに塗装したつもりですが、いつまでもつのか・・・・・。

さすがに歴史ある古道! すばらしく道である!

ゆるやかな登り道になってます

ちょっとこの道しるべ、重くてバランスが悪い・・・・・。

まず迷うことはなさそうな道です

この辺りから沢に沿って登ります。残念ながら僕にはわかりませんが
多分いい感じの苔ではないだろうか?

よく植林がされている所で見かける石の何かです。。なんだ・・・?

丸太の橋です。ちょっと危険!

右へ左へ、沢を渡ります。

旧木地山峠の道しるべがこなごなになってます。

木地山峠頂上に到着!さっそく頂上道しるべをたてます。

石で どん!どん!どん! って感じ!

設置完了!かっちょいいー!

深く掘られた古道らしい古道です

道に迷いやすい場所に設置する用の道しるべをどこにするか検討中!

頂上を境に分水嶺になっているため滋賀県側は水の流れが逆になります。

道が崩れている所にロープが張ってありました。大助かり!
きっと僕たちと同じ志の人が用意してくれたのだろう。

とりあえず記念写真!

道に迷いそうな場所発見!ここに設置することにした。

「イエーイ」!

かなり豊富な水です

水と苔と緑が空気に染まってます!パノラマでよくばりました!

麻生に近づきかけたころ、滑稽な木を発見!根元が穴だらけ。

ほとんど平坦な道になってきました。麻生が近い!

この植林道を過ぎれば木地師の里、麻生村です。そこに最後の道しるべを立て任務完了です!
今後定期的に道しるべの状態を確認に来ます! どんどん古道峠を開拓するぞ!
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