胡麻峠 (三国岳) 2008/06/08

兎にも角にも肉好きの僕は、
「迷える日本人の食を正しく導くのはお肉だー!!」
と叫び、夕飯の98%を肉料理にしてしまいました。
ダッチオーブンを使いローストビーフ、ビーフシチューなどなど、
どれも抜群の味が出来上がりそして胃袋の中は素敵な肉汁で
埋め尽くされました。
朝つくったおにぎりとやはりアウトドアと言えば
カップヌードルのノーマル!!で昼食です。
幼稚園児のころこんな歌を歌いませんでしたか?
♪「一年生になった〜ら、一年生なった〜ら
友達100人出来るかな、100人で食べたいな
やーまの上でおにぎりを、パックンパックンパックンと(少しアレンジ)」♪
あの頃「そんなん絶対無理や!」と幼げに思ってたん覚えてます。しかし、
それだけに「そんなんしてみたいな」と思っていたような気がします。
友人知人軽く100人突破した今、山の上でおにぎりを食べることに成功!!
そこで思った事は、「仲間というものはつらい時も共に乗り越え、また、誰かが
道を踏み外し転落した時でも共に手を差し伸べ、そして、共に腹を満たす。」
よくありがちな言葉ですが、しかし、これが人生を共に生きる仲間の、基本で
一人では生きていけない人間の基本なのでは?
何気に考えておりました…。  「あーーおなかいっぱいだーもう食べられへん」
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朝食はホットサンド、ウインナー、コーヒー!!
気がつくと何故か晴れている…。えっっ、前日の天気予報では70%の雨のはず。即天気予報を
チェック!!おおーっ。なんと20%に下がっているではないか!!天気予報のおかげですごく
徳をした気分になった!!やはり天気が良いのは何故か気持ちいい、そして時間がすごく短く
感じてくるのだ。という事で、お昼に山の上で食べるおにぎりを作り期待を胸にキャンプ地を後に
しました。
多門院へ下山し三国岳をあとにし、車の置いてある堂ノ奥へと向かいました。
下に進むにつれ、だんだん車の走る音が聞こえ、近くを走る
高速道路からだと思われます。
みんなお腹が満たされどうしてもこのおにぎり三個が食べられませんでした。
一瞬「捨てて帰ろう」全員の脳裏が一致した。しかし誰かが言った
「バチが当たる」
僕はおなかいっぱいでどうしてもご飯を残してしまう時、こう言います。
「神様の分において置こう。全部食べてしまったら神様の分が無くなってしまう。」
昼食を終え胡麻峠まで戻りお地蔵さんにおにぎりをお供えして下山の無事を祈り
多門院へ向け出発しました。
胡麻峠の頂上に到着しました。そこでは頭の部分がないお地蔵さんと出会いました。
随分古い物と思われ、数百年?とここで峠を行き交う人たちを見守ってこられたので
しょうか?山や動物はほとんど変わらないと思いますが、ここに時折訪れる人間だけ
の姿や服装は随分変わった事でしょう。きっとお地蔵さんも「これ何?あれ何?」と
人間に質問したいのではないでしょうか?
ここは分かれ道で東は三国岳、西は養老岳、北は舞鶴の与保呂・多門院につながって
おり、僕たちはしばらく休憩し目的の三国岳山頂に向かいました。
突如ハプニグが……
無事、けがもすることなく、思う存分楽しい想いだ
けをして、登山口まで帰ってきました。

多門院も近づいてきたころ、道の真ん中から湧き水が
出てる場所があります。
ここは、一杯水とよばれ真夏でも水が枯れることなく昔
峠を越える人たちはここで喉をうるおしていたそうです。

三国岳山頂(616.6m)到着!!とりあえず記念写真!!
いやーみんなすがすがしい!
突然!パーッと目の前に舞鶴発見!!
おーっ!!
舞鶴で生まれ育ち続けている僕ですが、この角度から当然見た事はない!!
あー…。言葉にならない。
自分の住んでいる街だけに
何となく自分の家の屋根の上から庭をみているような。贅沢です。
頂上まであと少し!この辺りからなんとなく風景が変わり
木ではなく背の高い草?が続きました。
以前大江山に登った時も頂上付近はこんな感じだったような
気がします。
少し先に見える赤白の鉄塔付近が三国岳の山頂です。
小学生の頃、教室の窓からいつも見ていたあの赤白の鉄塔が、
いつか行ってみたいと思っていたあの鉄塔が、今、目の前に…。
だんだんわくわくそわそわどきどき…何と表現すればいいんだろう
三人がかりで何とか引き上げに成功!!
昔はこの道中で行き倒れる人もかなりいたそうですが当時は
ワラジでの峠越えだったそうで…。すごい!
メンバーが丸太の橋を渡る中、体重オーバーを感じた僕は
安全パイを取ろうと迂回したのが大失敗!!
杖を突いた場所が悪くズルズルズルズル体が傾いていく!
もう限界だ!支えきれない!…。ドテ!!
お、お茶がぁぁぁぁ、流れていくー。
沢を渡りまた渡りくねくねと胡麻峠を登っていく。
木漏れ日が心地よく、右から左から鳥の声が聞こえ
水の流れる音が染み渡り、思わず無の心に。。
彼の右手に神が降りたのか…。光っている。
車を置いた場所から数百メートル先を左折し山に入っていく。
先頭にいるのが僕です!!なにしろ平均体重+30キロの僕は
すでに肩で息をしているように見えるのは気のせいだろうか?
車はここにおいて置き、舞鶴側に事前において
置いた車でここまで帰ってくるという計画です。
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三国岳は小学生のころ授業中教室の窓からいつも眺めていた山で、その頃から一度登ってみたいと思っており、そして、とうとう制覇しました。今回の山登りは前日に名田庄でキャンプをし翌日綾部側から登り胡麻峠を越え多門院に降りるというコースを計画しました。胡麻峠は古い道らしく昔は丹波と丹後の境でもあり人の行き来が日常にあったのだと思い、その道その風景を今自分が体験出来ると思うと歴史好きの僕にとってはたまらなくワクワクしてきました。メンバーは、晩御飯研究会の六人でいどみました。
とうとう鉄塔の下まで来た〜。
尾根にさしかかるまでは急勾配もほとんどなく
歩きやすい道が続きました。
とりあえず出発前の記念写真!!